ハンドドリップVSフレンチプレスはどちらがより”Efficient”?【Barista Hustle和訳】Immersion vs Drip Coffee Brewersより

どうも、バリスタのKAZUです。

今回は初めての試みです。何が初めてかというと、英語の文章や音声・動画を僕が日本語でわかりやすく説明し直すという試みです。

 

コーヒー好きの皆さん、バリスタ・ロースターの皆さんはBarista Hustleをご存知ですか?

オーストラリアのメルボルンのバリスタやコーヒー好きの方による、コーヒーをより美味しい・よりいいものにするためのコンテンツを作っているサイトです。超いろんなコンテンツが乗っているのですが、問題点が1つ。全部英語なんですねw

とはいえ、日本のコーヒーの知識が遅れてはいけない。僕みたいに個人でも美味しいコーヒーを追求するためにはかなり重要なコンテンツであることは間違いないです。

東京・高円寺にあるColored Life Coffeeの戸塚さん@totzyutaから教えていただいたのがきっかけで知ったBarista Hustle。このコンテンツをコーヒー好きの皆さん、バリスタ・ロースターの皆さんに知っていただきたいと思います。

では、今回がその第一回目のコンテンツ。

Immersion vs Drip Coffee Brewers

について!

 

Immersion vs Drip Coffee Brewers

こちらは動画コンテンツになります。

概要です。

コーヒーには透過法・浸漬法の2つの抽出方法があります。どちらもそれぞれ特徴的なコーヒーを抽出してくれますが、そのどちらかがかなり効率的に美味しいコーヒーを淹れることができるのです。透過法と浸漬法、どちらがより効率的な抽出方法でしょう??

さて、気になりますねー!!よくフレンチプレスなどの浸漬法の方がコーヒー豆の成分をうまく引き出しているだなんてと言われていますが、その結果はいかに…!!

 

Immersion vs Drip Coffee Brewers 内容

透過法(=ハンドドリップ)のコーヒーの方が「優れている」?

みなさん、コーヒーを淹れるときに美味しくなるようにコーヒーを淹れると思います。この動画の主(=Matt。WBrC2012のチャンピオン)は、エアロプレスよりもハンドドリップの方がいいよとオススメしていますが、なぜでしょうか?

Mattさんがドリップコーヒーをお勧めする理由は、ドリップコーヒーとエアロプレスコーヒーを同じ豆で抽出したとき、ドリップコーヒーの方が「優れている」から(=efficient)です。同じ豆の量を使ってもハンドドリップの方がより多く抽出できるし、抽出した時の変化にも気づきやすいので美味しいコーヒーを淹れる確率が高くなるということです。

 

透過法(ハンドドリップ)と浸漬法(エアロプレス)の大きな違い

ハンドドリップコーヒーとエアロプレスコーヒーを抽出している時の一番大事で、かつ大きな違いはなんでしょうか?

それは、どれくらいの量の水が抽出に関係していて、どれくらいの時間豆と触れ合っているかです。

 

ハンドドリップにおいては抽出している時、水は絶え間なくコーヒー豆を通して上から下に抽出されています。

一方のエアロプレスは抽出を終えるまで全ての豆と水が触れ合っています。

 

では、なぜこの違いが一番大事なのでしょうか?

ここでは例えとして、ハンドドリップとエアロプレスで同じ200gのコーヒーを抽出しようとしています。

キリよく、両方ともTDS(コーヒー豆の濃度)を1.5%、EXT(抽出物)を20%として抽出します。

 

抽出するとできたそれぞれのコーヒーの成分はどうなっているか…

ハンドドリップコーヒーでは、15gのコーヒー豆に230mlのお湯を使って2分で抽出し、200mlのコーヒーが出来上がります。ハンドドリップでできたコーヒーは先ほど言いましたようにTDS(コーヒー豆の濃度)は1.5%、EXT(抽出物)は20%抽出されていることが確認できました。

(ちなみに大体コーヒー豆はその重さの2倍の量の水を吸います。今回だと30ml分はコーヒー豆に吸われているのです。ただし厳密には豆がどれぐらいの量の水を吸うかはその挽き具合だったり焙煎度だったりによって変わりますが、わかりやすいように「2倍」として計算しています。)

エアロプレスコーヒーでも同じく、15gのコーヒー豆に230mlのお湯を使って2分で抽出し、200mlのコーヒーを作ります。しかしできたコーヒーのTDS(コーヒー豆の濃度)は1.08%、EXT(抽出物)は20%されています。ハンドドリップの時と比べて濃度が0.42%薄くなっていることが確認されました。

これがハンドドリップとプレスコーヒーの大きな違いです。抽出した後のコーヒーの濃度が大きく違うのです。

何がそんなに大きな違いを生んだかというと、やはり抽出方法の違いです。ドリッパーに残っている水の濃度よりもエアロプレスに残っている水の濃度の方が高かったのです。実はその違いは簡単で、ハンドドリップは230mlを徐々に注ぎながら抽出していたため、抽出に使った水の量は実際に抽出された量200mlに等しいのですが、エアロプレスにおいては抽出に使われた水の量は230ml。つまり、同じ豆の量に対して抽出に使う水の量が全く違ったのです。出来上がりは同じなのに。

 

 

では、どうやってハンドドリップもエアロプレスも同じ濃度に抽出できるようにするのか。それは簡単で、エアロプレスの抽出に使うコーヒー豆の量を増やすのです。

同じ結果を生んだコーヒー豆の量は17.2g、抽出に使う水は234.4ml。この分量をエアロプレスで抽出することでハンドドリップと同じコーヒーの濃度での抽出に成功しました。

 

 

ハンドドリップが「効率的」である所以。とっても経済的!無駄がない!!

一見この違いは大したことないように思われがちですが、1年間というスパンで考えて見ます。

ハンドドリップは15gのコーヒー豆で200mlのコーヒーを抽出

一方のエアロプレスでは17.2gのコーヒー豆で200mlのコーヒーを抽出。

共に一日500杯抽出するとして、それを365日、1年間続けるとします。アメリカでは1キロあたりのコーヒー豆は23ドル。1ポンドあたりは10,50ドル(動画の数値は間違っています)で取引されています。

ハンドドリップで抽出する場合、コーヒー豆のコストは62,962ドルかかる一方、エアロプレスで抽出する場合のコーヒー豆のコストは72,197ドルかかります。ハンドドリップでコーヒーを抽出すればコストが9,235ドルも抑えられるのです。(水道代も電気代も考慮してません。)

これは200ml以上抽出する人にとっては無視できない問題です。

 

 

さらに違う観点から!同じ15gのコーヒー豆を使って抽出すると考えます。この場合、エアロプレスでコーヒーを作った時に比べてドリップコーヒーの方が5000Lをコーヒーに、つまり25,000杯も多く作れるということです。

これはどういうことかというと、同じ15gで抽出した時、エアロプレスの方が出来高が少なくなるということを説明したいものだと思います。

 

 

Immersion vs Drip Coffee Brewers まとめ

以上の結果、ドリップコーヒーの方がより抽出方法として効率的なものであることがわかりました。

ちなみにTL;DR(Too Long; Didn’t Read)は「長すぎるから読んでないよ。」という意味で、もっとわかりやすくいうと「なげえよぼけ」という意味です。スラング英語なんですねー!勉強になる!!

 

 

ということで今日はこの辺で。何かわからないことがありましたら下↓のライン@からどしどし質問くださいー!!お待ちしています(^o^)