日本でアートが買われないたった1つの理由。

自宅に絵を飾っている人っていますか?

多分ほとんどの人は飾っていないと思います。絵なんか買ったって、スペース取るだけでしょうがないから。と。

しかしながら、日本で絵が買われないのにはたった1つの理由がありました。

 

税金制度

海外の人って、特にお金持ちの人が絵を買っているイメージじゃないですか?

または、オークションにかけられてバンバン高値で取引されたり…

 

あるトップアーティストの絵を持っていることは、海外の人によっては「ステータス」を意味するようですが、それ以上に外国の人が絵を買う理由があります。

それは、アート作品が税金の控除対象だから。

例えば収入が1000万円あった場合を考えましょう。この時、税金の対象となる収入は1000万円です。税金

しかし、オークションなどで200万円の絵を買ったとしましょう。すると、税金の対象になる収入が800万円になるのです。

 

日本の税金制度は「累進課税制度」と言って、収入が増えれば増えるほど税金の金額が高くなります。だから、税金にかかる収入が控除されれば支払う税金の額が少なくなります。

しかしながら、アメリカなどの海外の一部の国では「絵画の購入金額が税金の控除対象になる」のに対して、日本ではそう言った制度がありません。

 

日本のアーティストの海外流出

その結果、日本人アーティストは海外に行きます。だって、海外の方が絵が売れるのですから。

上の図の左側の棒グラフをみてください。オークションで落札された作品の金額総額です。日本はランキング外です。つまり、日本では絵は売れません。

 

だから、アーティストは海外で活動する。

今ギャラリーのポップアップストアを手伝っていますが、圧倒的に来場してくれる人は外国人です。1:9の割合で外国の方が来ます。日本の方で来場する方は、僕のコーヒー目的か、本当に絵が好きな人かです。

アーティストには生きづらい世の中です。特に絵画を描く人にとっては。

 

国がアーティストを守る

アーティストの活動を国がどうやって守っているのか。アメリカなどの海外では「税金制度」というものを使って保護しています。課税対象から控除されるから絵を買う。立派な動機だと思います。

ギャラリーの数を増やすことでも、アーティストのレベルを上げることも、問題解決できる要素ではないと思っています。

 

一番の解決策は、絵画を買うことが誰かの得にもなって、自分の得にもなるWIN-WINの制度を作ることじゃないでしょうか。